退職後に必要な手続きは、3つです!
1.健康保険の手続き
2.国民年金の切り替え
3.失業保険の手続き
この3つの意味が分からない方にも分かるように説明していきます。
1.健康保険の手続き
退職日から14日以内に対応
健康保険とは?
健康保険に加入することで、病気や怪我をした時に医療費の3割のみ自己負担すれば医療を受けることが出来る制度です。
日本では、健康保険(公的医療保険)への加入が義務付けられておりますので誰もが加入しなければなりません。
在職中は、勤務先を通して健康保険に加入しておりましたので、退職後は、これまで利用していた健康保険証が利用出来なくなります。
なので、前職に保険証の返却と合わせて、保険加入の手続きを行わなければなりません。
健康保険の種類
健康保険の種類は、こちらの3つの選択肢があります。どの保険に加入するかは自由なので、自身で選択し手続きを行います。
それぞれ手続き方法が異なりますので、順番に説明していきます。
手続き方法
国民健康保険
*方法:住んでいる市区町村役所で加入手続きを行う。必要書類を持参し案内に沿って対応すれば完了。
*必要書類:健康保険の資格喪失証明書または退職日の確認できるもの・身分証明書
市区町村ごとで、必要書類は異なる場合があるので、住んでいる場所の役所に確認しましょう!
任意継続保険
*方法:前職の保険組合で加入手続きを行い、期日までに保険料を支払う。退職後に返送の必要な書類が届くので、案内に沿って対応すれば完了。
*必要書類:健康保険任意継続被保険者資格取得申出書本
家族の扶養に入る
*方法:家族(配偶者)の会社に申告を行い、会社の案内に沿って対応すれば完了。
*必要書類:会社へ確認
2.年金の切り替え
退職日から14日以内の手続き
国民年金とは?
国民年金は、20歳以上の日本国民が支払いを義務付けられておりますので、退職後も支払わなければなりません。
令和2年度の国民年金保険料は月額16,540円です。
退職するまでは、給与から天引きされておりましたので、勤務先が支払いを行ってくれていました。
退職後は、国民年金の被保険者の種類が変わりますので、切り替えを行わなければなりません。
どんな種類があり、あなたはどれに分類されるのか説明していきます。
国民年金の被保険者の種類
退職前は第二被保険者でしたが、無職になったので第一被保険者になりました!
退職後に新しい勤務先で働き始めない場合は、第一被保険者か第三被保険者に変わるので、切り替えが必要ですね!
手続き方法
第一被保険者になる方
*方法:住んでいる市区町村役所で切り替え手続きを行う。必要書類を持参し、案内に沿って対応すれば完了。
*必要書類:年金手帳・身分証明書・退職証明書(退職後会社から貰える)
第三被保険者になる方
*方法:扶養に入る家族の会社が手続きを行う。会社の案内に沿って対応すれば完了。
*必要書類:会社により異なる為担当者に確認
3.失業保険の手続きをする
失業保険とは?
退職後の失業中に、生活することを心配せず次の職を探せるように、給付金を受け取ることが出来る制度です。
給付金の目安額としては、退職前給料の5割〜8割ですが、給料額により異なりますので、手続き後に正確な給付額を知ることが出来ます。
そして、早期に再就職出来た場合は、再就職手当として祝い金をもらうことが出来ます。
ただし、被保険者であった期間が1年未満の場合は失業保険の給付が受けられません。
手続き方法
*方法:住所のエリアを管轄する公共職業安定所(ハローワーク)で手続きを行う
手続きの具体的な内容や持ち物・受給されるまでの流れもまとめておりますので参考までに
まとめ
退職後の手続きは、健康保険の手続き・年金の切り替え・失業保険の手続きの3つです。
中でも失業保険は、給付対象になる条件がありますので、事前に知らなければ給付金を貰えなくなり損をしてしまう可能性があります。
退職後に失業給付をもらいながら再就職の準備をするのか、退職後すぐに働くのか事前に決めておきましょう!