看護方式5種類の特徴・メリット・デメリットを解説

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看護方式とは何なのか?という基本的な説明から種類・特徴・メリットデメリットを分かりやすく解説していきます

看護方式とは?

  • 病棟で看護師がどのように患者様を担当する方法をとっているかを看護方式と言います

 



看護方式の種類

  1. チームナーシング
  2. プライマリーナーシング
  3. モジュール型
  4. パートナーシップナーシング
  5. 機能別看護

1.チームナーシング

特徴

  • 1病棟を2〜3チームに分けて看護する方法
  • 1チームは10人程度のスタッフ
  • チームリーダーを中心にカンファレンスを行い、看護計画を立てる
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長期間固定したチームで看護を行う【固定チームナーシング】を導入している病院が多いです!

メリット

  • チームでフォローし合う為一定水準以上の看護が出来る
  • チームで協同する為スタッフ間の関係性を築きやすい
  • 他メンバーからの評価を得ることが出来る為、質の向上に繋がる
  • 経験の浅い看護師が成長出来る

デメリット

  • チームで取り組むので協調するのが大変
  • チーム内で情報共有をしなければならない
  • 複数の看護師が関わる為、患者様の変化を見逃してしまうリスクがある
  • 複数名のチームを率いるチームリーダーの負担が大きい

2.プライマリーナーシング

特徴

  • 主治医と同じように、患者様に対し担当の看護師がつく方法
  • 入院から退院まで継続して患者様を受け持つ
先輩看護師
先輩看護師

経験が浅い方やブランク明けの方は、基本的に先輩看護師と一緒に患者様を受け持ちますので、最初から1人ということはありません!

メリット

  • 1人の患者様に対して一貫した看護が出来る
  • 患者様を一貫してみることが出来るのでやりがいに感じやすい
  • 患者様との関係性が築きやすく、細かいケアが出来る
  • 責任の所在が明確になるので、責任を持って看護出来る

デメリット

  • 看護師の能力によって対応の質にばらつきが出てしまう
  • 看護師の責任と負担が大きい
  • 相性が合わない患者様の担当になった時精神的苦痛が大きい
  • 看護師間のコミュニケーションが不足してしまう
  • 看護師により負担の差が出てしまう

 



3.モジュール型

特徴

  • チームナーシングとプライマリーナーシングを合わせた方法
  • 1つの病棟で2〜3チームに分けてからさらに数名に分けて患者様の担当をつける
  • 数名のチームで入院から退院まで継続して患者様を受け持つ

メリット

  • 看護の質を一定水準以上で保つことが出来る
  • 患者様との関係性が築きやすく、細かいケアが出来る
  • 患者様を一貫してみることが出来るのでやりがいに感じやすい
  • メンバーで協力して行うことで、成長出来る

デメリット

  • チームで取り組むので協調するのが大変
  • 他のチームとのコミュニケーションが不足してしまう
  • 他のチームが担当する患者様を把握出来ない

4.パートナーシップナーシング

特徴

  • 2人の看護師がパートナーとなって看護する方法
  • 新人看護師がベテラン看護師と組むことが多い

メリット

  • 看護の質を一定水準以上で保つことが出来る
  • 新人看護師は教育も同時に受けれて質の向上に期待出来る
  • パートナーと協力して行うことで負担を軽減出来る
  • 困ったことはすぐに相談出来る
  • 補い合うことで成長出来る

デメリット

  • 経験年数により力関係が生じてしまう
  • すぐに相談出来るが故に、自身で問題を解決する能力が身につかない

 



5.機能別看護

特徴

  • 業務ごとに役割分担をする方法
  • 検温・注射・処置・投薬などの業務を分ける
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非常勤看護師のみ機能別看護を行なっている病院もあります。

メリット

  • 看護の質を一定水準以上で保つことが出来る
  • 少人数で効率的な看護が出来る
  • 特定の看護を繰り返し行うので不安が少ない

デメリット

  • 複数の看護師が関わることで、患者様が混乱してしまう
  • 看護師間のコミュニケーションが不足してしまう
  • 責任の所在が分からなくなってしまう
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